さくらと緑のプロジェクトの理念と活動方針
まちづくり憲章は、街並みに係わる項目を二つ掲げている。 丘と谷が織りなす地形は魅力的で、生垣や庭木の緑が多く見ることができる。 このようなまちの風景を大切にし、街並みを劣悪な開発から守り、具体的で街並みの魅力をより増すような地域の力を育てる。 桜のまちの歴史を地域の資産として継承し、心豊かな未来の街並みづくりに貢献をする。
30年先のこの街にさくらが美しくあるように
玉川学園地域には、民地を含め、さまざまな種類の桜が植えられています。しかし、これらの桜は老木化が進み枯損したり、宅地分譲の際に伐採されたり、敷地を越境した枝が強剪定を受けて樹形や樹勢が衰退した個体が、数多く目に付くようになり、30年前に比べ数も半減しています。
1992年、日本花の会主催の「第2回桜シンポジュウムin町田」に参加し玉川学園も主会場になりました。
さくらと緑のプロジェクトでは、「さくらの散歩道」として親しまれた景観を再生し、現状にあった桜をメインにした景観を新たに創りたいと考えています。今回「日本花の会」と基礎調査を始めました。 桜の巨木化、宅地の細分化や落葉等管理や保全の負担などが原因で個体数を減らしていることや植栽の適地を探し現状に合う小さい樹種への転換をし、「桜のある街」の価値を今一度認識してもらうために地域や行政と管理体制を整える環境づくりが必要と考えています。
緑と触れ合うことで豊かな街に -寄稿:さくらと緑のプロジェクト-
動物と触れ合うことが、人の心のバランスを回復させる効果があるという話題を最近よく耳にします。植物では、園芸やハイキングなどで緑に触れることがリフレッシュや癒しによる休息の場をもたらし、刺激を緩和する役割をするそうで、医療でも使われます。学園都市として始まるこの町には桜が多いことや生垣や庭木の町並みが好ましいことから、駅を降りて都会の喧騒から離れてほっとするのは、そんな理由にあるのかなと思います。